カイロプラクティックケア
私達の身体は、筋肉、骨格、血液、精神、栄養などの様々な要素が絶妙なチームワークで働いています。この中で一つでも異常が生じたり働きが低下するとチームワークが崩れ、他の要素にも悪影響を及ぼします。このチームワークの乱れが皆さんの健康を損なう原因となるのです。カイロプラクティックとは、薬や手術に頼らず、背骨の歪みや動きの悪さを改善させるにより、さまざまな身体のの働きを正常に導く、人間の自然治癒力を最大限に発揮させる自然医学です。
カイロプラクティックの施術対象
頭の症状:
頭が重い、頭痛、ふらつく、立ちくらみ、口が開かない、耳鳴り、眼の疲れ、不眠、集中力がない、不安になりやすい
首と背中の症状:
肩こり、むち打ち、寝違え、首の痛み、背中の痛み、こり、背骨の曲がり
肩と手の症状:
肩こり、冷え性、手や腕の痛み、五十肩、指の痛み、ゴルフ肘、テニス肘
腰の症状:
腰痛、ぎっくり腰、腰がだるい、おしりの痛み、妊娠時の腰痛
腿と足の症状:
腿と足の痛み、運動時の痛みやつっぱり感、冷え性、立ち仕事での痛み、ケガのあとの痛み
女性特有の体調不調
のぼせ感、不眠、冷え性、生理痛、生理不順、倦怠感、イライラ感、妊娠時と出産後の体調不良などでお悩みの方へ
これらの不調は、東洋医学で言う未病の領域にあたります。 精神的な緊張や不規則な生活が続いたり、大きなストレスを感じた後には、体のバランスが大きく乱れることがあります。
多くの場合、生活での問題を改善すれば自然治癒力の働きで元に戻りますが、なかなか完全に調子が整わない時が問題です。こういった場合、我慢しすぎてしまうと体のバランスが乱れた状態が正常だと脳が思い込んでしまうことがあるのです。
脊柱の矯正、筋肉の緩和ケアでこれらの症状が大幅に和らぐことがあります。欧米の様々な研究でも、脊柱や筋肉へのケアが体の働きに大きな影響を与えることが報告されています。 脳に正常に働き、休むことを思い出させるためにはカイロプラクティックは最適な方法の一つです。
骨盤と女性の悩みとの深い関係
生理痛について:
骨盤内では、いくつかの靭帯が骨盤と子宮をしっかりと結びつけることで安定性を保っています。生理時に子宮が収縮するとき、骨盤がゆがんでいると安定性が崩れ、靭帯が子宮を引っぱり、余計な負担がかかります。この負担のせいで、腹痛や腰痛などの痛みを引き起こす可能性があります。
生理不順:
生理のリズムは、血流が重要となります。骨盤内の血管は、骨盤の出口を通るため、骨盤が歪むことで流れが悪くなることがあり、生理のリズムが崩れることがあります。また、生理時にスムーズに出血できなくなると、悪血といって東洋医学では女性の大きな問題として取り上げます。
便秘と消化不良
子宮や卵巣だけなく、お腹の中の腸も血流に左右されています。血液の流れが悪くなると、腸の蠕動運動が妨げられます。腸の働きが低下するとで、消化不良や便秘になります。また、骨盤のゆがみは、腹筋を過剰に収縮させることで腸を圧迫し、ガスもたまりやすくなり、腹部の膨張感が生じます。
トイレが近い
あまり水分をとっていないのにトイレに頻繁に行きたくなるのは、膀胱への圧迫により膀胱の拡張が悪くなることが原因となることがあります。膀胱は恥骨の後ろにあり、骨盤がゆがむと、骨盤や腹筋により圧迫感が生じて頻繁に尿意を感じることがあります。
頭痛・フラフラする
一般的な頭痛は、海外の研究でカイロプラクティックで効果が認められている症状です。骨盤は骨格の土台であるため、骨盤が歪むと脊柱全体のバランスを崩し、結果的に頚椎のゆがみや頭部、頚部の筋肉が過度の緊張に繋がり、これらの頭痛を引き起こすのです。女性は男性に比べ、筋骨格の安定性が低いために、骨盤のゆがみが脊柱や筋肉に大きく負担をかけてしまいます。
痛み
骨盤のゆがみは、首や腰だけでなく、股関節、膝に負担をかけます。また、殿筋の過剰な緊張のため、太腿やふくらはぎに痛みを引き起こすことがあります。
カイロプラクティックの禁忌
当院では、以下の問題が疑われる場合は、患者さんの健康と安全を守るために基本的にはカイロプラクティックを行うことができません。医師との協力によるケア、もしくは問題が解決された後に来院していただく場合があります。
- 著しい神経症状や神経障害(重度のヘルニアなど)
- 骨折や重度の捻挫。
- 感染症や重度の風邪により体温が著しく高い。
- 悪性腫瘍
- 著しく血圧が高い。
- 血液の流れに問題がある(椎骨脳底動脈不全、重度の動脈硬化、血栓症など)
- 馬尾症候群、膀胱直腸障害。
- 多量に飲酒されている。
- 治療(施術)に同意をいただけない、もしくはコミュニケーションに著しく問題がある場合。
国際基準の教育を受けたカイロプラクターだからこそ、適応範囲ではない状態も正しく判断し、患者さんの安全を第一に守ります。そして、そのような場合は適切な医療機関を紹介いたします。