選択的脳冷却療法によるブレインケア。頭痛、舌痛症、めまい、慢性疼痛で神奈川全域より来院者多数。JR藤沢駅徒歩4分ダイエーそば

ブレインケア


大脳の働きをケアする2つの方法

 

「選択的脳冷却療法Ⓡ」
「ファンクショナルニューロロジー」

 

選択的脳冷却療法Ⓡについて


病院で検査しても原因が見つからない頭痛やふらつき、のぼせ、学習障害といった頭にまつわる症状は、いったいなにが問題なのでしょうか。
 
脳の機能を左右する条件はいくつもありますが、ウイケアカイロプラクティックでは頭蓋内の血液循環に着目し、とくに脳活動にともなう発熱が、原因を特定できない症状に関わることを発見し、そこから「選択的脳冷却療法」を2016年に開発しました。
 
「頭に血が昇る」「頭がパンパンで休まらない」「頭がのぼせる」など、病院では治療してもらえない不定愁訴なども、この新しい療法によって改善する可能性があります。
 

脳は活動すると熱を出す


高温になると脳障害に

脳は、体の器官のなかでも発熱量が多く、全体の20%ぐらいの熱量を発生しています。その量は、安静時でも20Wの電球くらい、活発に活動しているときは30W以上を放出しています。
 
20Wというと、およそ1リットルの水の温度を1時間で17℃上昇させるくらいの熱量です。脳の重さは、平均1350gですから、全部が水だとしたら、1時間で13℃高くなってしまいます。さらに、活動が活発になると、最大50%もエネルギー消費量が大きくなるので、発熱も5割増しになるはずです。
 

選択的脳冷却療法Ⓡとは?


静脈が脳を冷やす仕組みを利用する治療法

ご存じのように、脳は熱に弱くて、感染症などで体温が41℃以上になると、脳細胞が壊れて重大な問題を引き起こします。そこで、運動時のように、体温が上がるときには脳を冷やすことが不可欠ですが、さいわい動物には脳を冷やす仕組みが備わっているので、私たちは安心して運動することができます。
 
この仕組みは、自動車のエンジン冷却によく似ています。エンジンを冷やすのは水ですが、エンジンから熱を奪って熱くなった水は、ラジエターで外気に触れて冷やされ、再びエンジンを冷やしに戻ります。この水が血液で、エンジンを脳だと考えてください。
 
脳そのものの活動が活発化して、発熱量が多くなったときにも、この仕組みによって脳が冷やされています。たとえば、激しく怒ったとき「頭から湯気を出す」といいますが、これは頭皮から発汗して頭を冷やしている様子を表現しています。
 
この冷却の仕組みは、頭皮や鼻腔粘膜で冷やされた血液を、静脈から脳内に流し、脳に流れ込む動脈血を冷やしたり、脳を包み込む静脈のネットワークを冷やしてくれます。しかしこの流れは、様々な原因で妨げられ、そのため脳が活動したときの熱処理がうまくいかなくなって、脳の働きが抑えられてしまうため、様々な症状が起こります。
 
この流れを改善して、脳をクールダウンするのが選択的脳冷却療法です。 
 

どうやって脳を冷やしているの?


顔面や頭皮から頭蓋内に静脈血が流れ込む


選択的脳冷却のメカニズムを解明したのは、金沢大学名誉教授である永坂鉄雄先生です。永坂先生の論文「人の選択的脳冷却気候とその医学・スポーツ領域への応用」によると、
 
高体温時に体温とは独立して脳を冷却する選択的脳冷却(SBC)はヒトにも存在する。ヒトでは鼻粘膜を通って冷やされた血液が、頭蓋内に戻る静脈の血流の増加によって脳を冷やす。ヒトで選択的脳冷却が有効に作動するためには,、導出静脈や眼角静脈を経て頭蓋内に還流する静脈血が、頭部の汗の蒸発と上気道粘膜での水の蒸発により十分冷却される必要がある。
 
と説明されています。
 

脳が熱くなるとどうなるの?


脳の活動が抑制される

 ヒトの体は、体内外の状況に応じてホメオスタシスを維持しようとする生理的な働きがあります。脳冷却が追いつかなくなり脳が熱くなり始めると、それ以上は発熱しないよう、脳の活動を抑制する働きが強まると考えています。そのとき、頭がぼーっとしたり、思考がまとまりにくい、フラフラする、頭が疲れたなどといった自覚症状を感じます。また、血液をたくさん流れるので、頭が張る、どきどきするといった感覚も生じます。

機能神経学


左右の脳バランスを調整

  • ファンクショナル・ニューロロジー/機能神経学は、Dr.Fred Carrick DCがブレインサイエンスと神経学から再構築した健康問題に対する手法です。簡単に言えば、脳機能を最適化するための方法です。機能神経学により、多様なコンディションにある人々のサポートが可能になります。
  •  
  • ・ADHD   ・頭痛   ・神経外傷
  • ・発達障害  ・めまい  ・脳卒中
  • ・運動障害  ・痛み

 

  • 機能神経学では、機能が弱まった脳や神経系の部位を特定し、運動や自然な感覚入力を利用して脳機能を最適化する手伝いをします。

 

カイロプラクティックと神経


神経機能のエラー修正

  • 脳と神経系は、生物のあらゆる機能を制御・調整しています。適切な機能を保つには、正常な情報が必要です。もし最適な身体アライメントが崩れると、関節や筋肉などによる構造の機能的な許容力に影響します。その結果は、神経を通して脳にフィードバックされます。サブラクセーションは、脳や神経機能にエラーを起こしている兆候です。

 

機能神経学のコンセプト


O2、グルコース、刺激の適正化

  • 神経細胞の生存には、つぎの三要素が必須です。
  •  
  • ・酸素
  • ・グルコース
  • ・刺激

 

  • 機能神経学で重要なアプローチは、この三要素を十分に供給することです。
  • 三要素のひとつでも供給が少ないと、神経細胞の働きが低下します。その結果、その細胞が構成する神経ネットワーク全体の機能も低下し、神経機能の変化としてあらわれます。

 

  • また、左右アンバランスな刺激は、右脳と左脳のバランスを崩します。機能神経学では、このような脳機能のアンバランス状態をHemisphericity(大脳半球化)と呼びます。Hemisphericityは、自律神経機能やホルモン障害、ADHDや発達障害など、多様な症状と関係しており、左右の脳バランスを調整することが、それらの症状から回復するのに役に立つとDr.キャリックは考えています。

 

妥当性について


アメリカの大学で研究が進む

  • 機能神経学の科学的根拠については、アメリカの大学にあるDr.キャリックの研究所で研究を進めています。機能神経学は、脳科学で解明されたニューロン・システムの相互関係に関する研究成果を利用しています。機能神経科医は、解剖学あるいは発生学的な相同関係を利用して、ニューロン・システムの機能障害を診断し、神経系に影響を及ぼす様々な刺激を使います。
  • 当院の院長は、キャリック・インスティテュートの300時間もの卒後教育コースを第1期生として受講しました。